俺が今働いてる会社に以前勤めていた会社が倒産したので入ってきたという人が二人います。
「会社が倒産=働く場所がない」ですからね、そりゃ切実ですよ。
でも、潰れるお店って多いんで働くところを失ったって人はかなり多いと思います。
昔、中野の不動産会社に入社することが決まったという新卒の女性が僕がいた賃貸仲介店舗に来店されて部屋を決められたんですが、「会社の業績が傾いたことを理由に入居直前になって内定を取り消したい、採用を取りやめます、それでも入社したい人は賞与は支給できないことをご納得の上、入社してください」なんて連絡が来たなんて契約書を取り交わしてからしばらくしてから嘆きの連絡を入れてきたことがあります。
これは詐欺ですよね。何らかの責任を問えないのかな? その女性はしぶしぶ入社してましたが…、その後どうなったかは知りません。
ちなみに僕も一店舗潰してます。明らかに採算が取れないような場所で開店した賃貸仲介(管理物件なし)で、3月以外全然売り上げが上がらないのね。なんでこんなところにお店出しちゃったの?って思うような立地でね、売り上げが上がる見込みが立たなかったので潰しましょ、って素直に社長に言いましたよ。
お店を出すのって初期費用とか相当かかります、何百万、下手したら1000万近く掛かりますよね。それだけ初期投資したからには是が非でも回収したいという気持ちになるのは分かりますが、当初の想定に大きな誤りがあった場合はいくら頑張っても採算が取れないかもしれないわけで、そういう儲からない市場に貴重な労働資本を投下するのは経営的にどうなの?とも思います。
会社が倒産するリスクに怯えながら働きましょうとは言いませんが、賃貸仲介の場合、働いているお店がいきなり潰される可能性はありますので、相応の備えをしておきたいものですね。
精神衛生上、絶対倒産しないような会社で働きたいですなぁ。 となると小さな会社だと危な過ぎなんだよな。