3年前に小さな不動産屋を辞めたとき、僕は不動産業界からも足を洗って未経験業界に挑むことを考えていました。
僕とは逆に不動産業界は未経験だけれどもやりがいはありそうだし、チャレンジしてみたいと思う人もいることでしょう。
そもそも未経験分野に挑もうとするのはどんな目的があるんでしょう?
僕の場合は、不動産仲介の将来性を不安視していたのでこのまま不動産業界で働き続けるべきかということは凄く考えました。
一社しか経験してない僕にとっては不動産業界で働かない=未経験の業界に挑まざるをえない…ですからね、結構悩みましたよ。
多分、同じような考えで未経験業界にチャレンジしようかなぁって考える人って多いんじゃないかな。
「今働いてる業界はお先真っ暗とまでは言わないけど将来性はないな。」なんて思っちゃったら、同じ仕事を続けようとは思わないですよね(^_^;)
でも、僕はなんだかんだで不動産関係の仕事をしてます。仲介ではないので宅建はいらない仕事内容です(資格は取れ取れ言われますが…)
建売、分譲、ハウスメーカー、不動産仲介(売買・賃貸)などなど不動産業界には色々な仕事がありますが、人口が減ったとしても、空家が増えたとしても、家を買えるような層が薄くなるとしても安定しているような仕事にありつきたいですね。
僕はちゃっかりそんな仕事に就けたんじゃないかな…なんて思ってます。
未経験で不動産業界にチャレンジするとなると賃貸仲介か売買仲介の確率が高いと思いますが、もし今検討している会社が何の変哲も無い事業を行っているならば、僕はお勧めできません。
何の変哲もない賃貸仲介、売買仲介のお店は地味~に潰れていってますよ。ますます市況が厳しくなっていく中、それでも生き残る会社は文字通り、ほんの一部だと思います。
僕はそういう何の変哲もない賃貸仲介、売買仲介のお店で働いていて、「この先ヤバいな…」と思ったから、未経験業界を含めて転職を考えたわけです。
実際に経験をして、あ…こりゃヤバいと思って辞めた賃貸仲介、売買仲介に未経験でチャレンジする人は絶えないわけですが、数年働けば、僕の言ってることに共感してもらえると思います(^_^;)
もし、不動産業界に挑むなら、少し発想を捻る必要があるかもしれませんね。
とりあえず誰もが想像するようなザ・不動産屋の仕事はもうこれ以上いらないよ?ってなくらい会社、人材が余ってますし、今後の人口推移のことを考慮するとあまり将来性がある仕事とは言えません。
未経験業界にわざわざ挑む理由が、今よりも将来性のある仕事に就きたいというものならば、安易に不動産仲介という仕事に就くのは宜しくないかもしれませんなぁ。
普通の不動産仲介の会社で働くよりは、リスクを承知でairbnb先駆者になろうとしている会社とか、楽器演奏可の物件しか扱わない音大生のための不動産屋ですみたいなちょっと極端な会社で働く方がいいと思います。
これはつまりライバルが少ないから、お互いに牽制しあって共倒れするような事態を避けられるからという消極的な考えですがね(^_^;)
まとめますと、安易な考え、例えば稼げそう…みたいな考えで不動産業界を選ぶのは辞めましょうってことですね。
あなたが見切りをつけた業界と同じくらい厳しい将来が待っていると思いますよ、不動産業界も。
一旦、冷静に自分が出来ること、そして今後もそれをやり続けるであろうことを見つめ直した方がいいかもしれませんねぇ。
人生には良い時も悪い時もあるわけです。そして悪い時を耐えるにはそれでもその仕事を続ける「意味」が求められると思いますよ。
稼ぎたいだけでは弱いんですよね。多分悪い時に耐えられないと思います。。。
見つめよう、自分の出来ること。
考えよう、自分がやりたいこと。
感じよう、何の為に生まれてきたか。
ほんではL(・o・)