求人サイトで不動産会社の求人を見ていると「大東建託」「東建コーポレーション」を見ないことはありません。まさに年がら年中、求人をしています。
あなたも見たことあるでしょ?大東建託と東建コーポレーションの求人広告( ̄▽ ̄)
なぜ不動産会社はいつも求人をしているのでしょう? この記事ではそんな疑問に答えてみようと思います。
不動産会社に限らず営業会社は人の出入りが激しい。
実は今の仕事では不動産業界だけじゃなく色々な業界の人の出入りを知ることができる美味しいポジションにいます。毎日毎日、この会社は人の出入りが激しいなぁ…とか、この会社で定年以外で退職見たことないなぁ、とか各会社の傾向みたいなものがある程度掴めてきたのですが、つい最近、ある結論に至りました。
それは…「営業会社は人の出入りが激しい」ということです。
製造業でも食品加工業でも金融業でも営業がメインの仕事である場合、人の出入りが激しいです。入社難易度がめちゃくちゃ高くて中途では中々入社できないと言われている会社なのに2か月とかで辞めてしまう人が実に多いのです。
退職理由までは知りませんが、おそらくは「入社前と入社後のギャップがありすぎて耐えられない」というのが退職理由の上位にありそうな気がします(^_^;)
製造業、東証一部上場、世界的に有名という将来の安泰が約束されているような難関企業に入社できたにも関わらず、短期間で辞めてしまう人たち…、僕は他人事ながら「もったいないなぁ…、この人たちは次に何をやるんだろう?」なんてお節介なことを思っちゃうわけです。
確かに夜遅くまで働かないといけないみたいです。仕事量も多いようです。数字目標も厳しいようです。でもそんなものは営業会社ならば当たり前で、どんな環境を期待して入社したのかちょっと疑問ですね。
今の日本の平均年収は400万ちょいと言われてます。でも上記の会社に入社できたならば1年目から500万とか600万円とかもらえるわけですよ。ならば当然負荷が高くて当たり前だと思うのですが、あまりそのことを想定していないというか…。
「営業会社で金が稼げる=高負荷」、当たり前です。このあたりの認識なく、安易に転職をしてしまう人が僕は不思議です。
売上の良い人が残り、売上の悪い人が辞める。
僕が経営者ならば、売上を上げられる社員だけ雇いたいです。売上を上げられない営業マンは要りません。というか売上を上げられない社員に対して払う給料は無駄だと思います。だから売上を上げられる人間だけ残ってくれればいいです。高い報酬を払わなくてはならないとしても、できる営業マンはそれ以上に稼いでくれるので全然OK。
常に求人広告を出している不動産会社も全く同じ考えだと思います。10人採用して、そのうちの1人がめちゃくちゃ優秀な営業マンならばそいつだけ残して、それ以外の人は辞めていいよと思ってるんだと思います。社員を出来る人間なのか、そうではない人間なのかでふるいにかけているわけですね。だからいつも求人をしているわけです。
1人の成功者の影に9人の敗北者あり。
求人サイトで、敗北をした9人にスポットライトが当てられることはなく、ひたすら成功者が得ている高額な報酬だけがフォーカスされます。特に営業系の会社の求人に顕著です。
僕もかつては10人に1人の成功した営業マンになれるものと思って頑張ってましたが…、どうやらその適性はなく疲れてしまったので競争の激しい営業会社の社員からはドロップアウトしました…(^_^;)
チャレンジすること自体に意味があるよね。
僕は営業マンとして何年も頑張った挙句、うまくいかなくてその道を諦めたわけですが、適性がなかったとしてもその厳しい道にチャレンジした甲斐はあったのかな…と最近は思うようになりました。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」、何て言うと陳腐に聞こえてしまいますが、色々な経験をしてようやく自分の適性が分かる、きっとそういうことってあると思うんです。
僕は厳しいとは聞くものの、それでも不動産会社にチャレンジしたい人を素直に応援したいと思ってます。一握りの人たちはそこで輝かしい地位を手に入れるでしょうし、もしダメだったとしても得るものはあるはずです。
男ならばチャレンジしてこそ…、ですよね。無謀とも思えるほどデカいことに挑んでみるのは必ずや将来の糧になると思うわけです。
厳しいことを承知の上で、それでも俺は出来る!と思うならば、素直にその気持ちに従ってみるのがいいでしょう。その時にはこの言葉を覚えておいてください。