不動産業界は人が辞めたり、新しく入社してきたりの出入りが激しい業界だ。特に営業職の人の出入りはとても激しく半年も経つと構成メンバーがガラっと変わっていたなんてお店もザラにあるだろう。
これには仕事がキツくて辞めるという人間が多いという負の側面もあるが、それまで不動産とはまったく関係のない分野で働いていた未経験の人間にも採用されるチャンスが大いにあるというプラスの側面もある。要は厳しい競争なので頑張ったヤツしか生き残れないよ、ってこと。
不景気だ、不景気だと騒がれることもときにあるけれど、通年安定して不動産会社の求人は行われている。自分の経験を含めて言いたいのは、求人を出している会社の質はピンからキリまであるのでしっかり吟味してほしいということ。これはとても大事なことなので具体的にお伝えしておきたい。
未経験で不動産業界に挑む場合にチェックすること!
まず、会社の規模をチェック!
小規模な会社だと、雇用保険や金銭関係がしっかりしていないところが多く、働くにあたって不必要なストレスを抱えることが多々ある。
金銭関係がしっかりしていないというのはボーナスが出たり出なかったり、理由は分からないけど、自分自身で確定申告をしなければならなかったり。※会社都合で外交員という扱いにされて給料が支払われていることになっていたり。
まあ、ほとんどの人が出来れば大手で働きたいと思うだろう。小さな会社で働くメリットもあると言えばあるが、かなりリスキーな選択肢である。
大手に人材が流れないように必死で採用をし続けているところが多く、こういった小さな会社も最近は非常に求人が目につく。おそらくですが勤務条件が悪いのでどんどん人が辞めて行ってしまうんでしょうね。
会社の規模。 大きくなればなるほど入社へのハードルは高くなるわけだが、未経験だから…と臆せず、どんどんそういった会社の門を叩いて欲しい。何度断られても大きな会社に絞ってアタックしまくろう。
ちなみに書類落ちしても気にしないように!
不動産業界で働くなら、お客さんに断られることに慣れないと駄目ですからw 断られても傷つかないように面接のときから心の準備をしときましょう(笑)
不動産業界にチャレンジする理由、志望動機は何でもいい。
僕が不動産の営業職にチャレンジした理由は「金を儲けたいから」でしたw 身も蓋もなくてスマンw
不動産投資で大きく稼ぐために業界の内側から見ておきたかったので不動産の営業マンを希望しました。ちなみに前職(?)はパチプロでトータル2000万稼いだという履歴書を持って面接に馳せ参じましたw 自分のやってきたこと(パチンコで稼ぐ)は評価されないだろうな、と思ったので働く会社はどこでもいいや…と思っていたのですが、小さい会社に入って、その後ズタボロになったので、まずは上で述べたとおり評価をしっかりしてくれて給料を出してくれるかどうか、つまり会社の規模を調べるのがいいでしょうと自分の経験に照らしてみて未経験の方にアドバイスしています。
ちなみにパチプロ期間は大学卒業後約3年、つまりプータロー歴3年です。そして当時は資格なし。つまり宅建は持ってませんでした。面接では来年一発で取る予定です!と自信満々言ってやりましたけど単なるプータロー歴3年の資格なしの兄ちゃんでした。
収支を載せた履歴書含め、相当インパクトがあったみたいで「こいつは数字を残しそうだ。」ということでヤンチャな社長には大ウケでしたね。
その会社では、後年になってから採用過程にもちょこちょこ顔を出してましたが不動産業界を志望する動機は本当に何でもいいと思います。何をいうかよりも面接のときは「明元素」を意識してください。明るく元気で素直。それに世間一般的な礼儀を持ち合わせていれば面接は比較的ラクにパスすると思います。
働く前にある程度、考えておくこと!
ステップアッププランは予め考えておきましょう。←これ大事ね。
不動産業界で短期的に稼いで、その後、違うことをするつもりだろうか?それとも、できれば不動産業界で安定的に稼ぎ続けたいだろうか?
前者であれば話は別だが、後者を希望する場合は、この業界で働き続けるにあたって自分なりの強みを磨いていく必要が生じてくる。
と、同時に今まで何の販売業にも携わったことがないのに、数千万円する不動産を紹介する仕事が未経験で出来るか?と言えば、私的にそれは難しいと思っているので管理人としては不動産業界で未経験の身で働くならば、”賃貸仲介”からスタートするのがいいと思う。長く働くことはオススメしないがとっかかりとしては良いと思います、賃貸仲介。宅建などの資格を持ってなくても働き口は沢山あるしねw
最初は賃貸仲介が無難と思う理由3つ。
1.売買などに比べると圧倒的に客数が多く、場数が踏める。
2.入居から退去まで一連の仕事を覚えることで様々な知識が得られる。
3.不動産投資の真実を知ることができ、現実的な運用のノウハウが学べる。
ということで、とにかく場数を踏んで自らを鍛え上げていく、雑多な仕事をこなしながら、幅広い知識を身に付けられるという点で”賃貸仲介業”をオススメしたい。できれば物件の管理もやっているようなところがベスト。決して楽な仕事ではないが不動産業界で生きていくための基礎力が身に付くと思います。
下記のイラストを見てください。
僕はこれまで売買仲介会社に未経験で入社して潰された人間を何人も見てきてます。それに比べると賃貸はまだマシなんです。
注文住宅営業や競売・任意売却なども一緒。建築士などの資格があれば注文住宅営業はやりやすいかもしれないが資格もなしにバンバン顧客のニーズを汲み取って売りまくるなんてことは考えづらい。よほどのセンスの持ち主であれば別だが、まずは数をこなして体で覚えることから営業の世界は始まるのではないかと管理人としては思ってます。
顧客との関係の築き方、相手のしぐさから何を考えているのか本心を見抜くスキル、一般的な不動産業界の知識などを賃貸仲介営業として働きながら身に付けたら、自分の強みを磨くために売買仲介やリフォーム、リノベーション、注文建築、建売住宅販売、新築マンション販売などの仕事に移り変わって存分に力を発揮しましょう。
そうはいっても、この不景気な世の中、未経験の身で業界大手に入社できるかと言えば難しいと思う。
そういった場合は管理人と同じく、選り好みせずに入社してしまい、そこで店舗運営に携わるまで昇格して、肩書がついたら即大手に転職といった道を歩んではどうだろうか?※店長やマネージャーをやっていたとなると大手に受かる確率は相当高くなる。
小さな会社で働いている間は文字通り、修行である。貰える給料も少なければ、自分の時間もほとんど取れないであろう。楽して金稼ぎたいから不動産業界で働きたいなんて人はいないと思うから大丈夫だと思うが(^^;
でも、その期間を耐えて、主任、店長、マネージャーと昇格をしていけばいずれ、もっと大きな、もっと条件の良い、誰もが羨む優良企業への転職の道が開かれるのです。
追伸
現実的には未経験で不動産営業に挑むとなると大手ではなく地場の不動産会社からキャリアを築くことになるのが大半と思います。(経歴が綺麗で宅建持ちの人は最初から大手狙いも可)
そうなると一番大事なのはステップアッププランかな〜と思います。まずは現場に出て力をつけること、で、予め定めていた時期が来たらプランに従って上位の会社に移るべく行動を起こす。間違っても僕みたいに同じ会社で何年も働き続けてはあかんです。宅建取って店舗運営経験などアピール材料を獲得できたら、さっさと良い会社に転職しましょう。
ベタですけど転職する際の求人サイトはリクナビNEXTが一番いいですね。だいたい大手はココを使ってるのでステップアップを考えてる人は必ず利用しましょう。
あと、僕自身、第二新卒(フリーター)として社会人デビューした経緯があるので、20代の人を応援したいです。
既卒・第二新卒・フリーターから優良企業への転職を狙うならジェイックがいいですね。10年以上前からずっとそういった方向けの専門的な就職支援してるんで。僕も3年間ニート生活を送ってから就職したけど20代ならば全然間に合うと思います。(経験者なだけに真実味あるでしょ?)
就職説明会というものを定期的に開催してるので就職を目指す第一歩には最適でしょう、情報収集的意味で。