「もう1K建てるの止めてーー!要らないからーー!!」
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昔、アパート/マンションをバンバン建てているハウスメーカーから依頼される査定業務に追い回されていたときに心底思いました。
そのときはあまり住宅関係の本も読まないし、「家余り」なんて言葉も今ほどメジャーではありませんでした。けど、明らかに建て過ぎだったんです(^_^;)
だから、新築でも賃料が高くて完成後1ヶ月近く入居者が決まらない、空室があるなんてことも結構ありました。
地主が多い地域で、広い農地のままだと税金が高いとかいって、それまで空き地だったところにボコボコとアパートやらマンションが建てられた時期でしたね。
あれから10年近く経ちましたけど、あの時建てられた建物は現在どないな感じでしょうね? かなり募集賃料下がってるんじゃないかな…、調べてないけど。
あのときの俺は増加傾向にある貧乏カップル狙いで小さい1LDKを作ってくれ~と懇願していたけど、多分そっちの間取りの方はまだ競争力を保ってると思う。一時期増えたっしょ?30~35平米くらいの1LDK。
もう要らないよ、って分かってるのに止まらない住宅産業
住宅産業に従事している人たちって多いんです。想像以上に多いんです。その人たちに明日から「住宅が余ってるから作らなくていいよ。」と言ったらどうなるでしょう?作るのを止めてくれるでしょうか?
答え:止めない。
だって、仕事がなくなったら生活していけないじゃん…。
ということで、家余り状態が分かっているのに雇用維持の為、新築供給をやめない日本、これからどうなるでしょう?? あんまり未来が明るいとは言えなそうですね(^_^;)
こんなに家あるけどどうする?みたいな話しになるよね、将来きっと(笑)
分かっちゃいるけどやめられない、なんか太ると分かってるのに食べちゃうポテトチップスみたいですなぁ、住宅産業は。
というか、雇用維持のため十分過ぎるほどあるのに抑制をしないなんてサービス腐るほどありますけどね。「家余り」どころじゃなく「物余り」の時代ってことですなぁ。
さて、次に必要とされるのは何でしょう?
物は十分にあるんですから、次は非日常的な体験…ですかね??
だからスマホのゲームは大流行してるんでしょうね。今の時代、スマホゲームは桁違いの利益を上げている業界の一つだと思います。
…あとは良く言われることだけどバーチャル体験が出来るサービスが流行りそうな予感…。
まぁ、不動産から掛け離れたジャンルなので縁遠いと思っちゃいますけどね、でも需要を追い求めて職を変えるのもアリな気がしますね。
そう思いません??