何か勘違いをしているのか、僕の勤めている会社の採用基準が数年前に比べてベラボーに高くなってます。非常に求めているもの高し。が、しかし他社に比べて給与体系が特別良いというわけでもなく、面接を受けて待遇条件を聞いてガッカリした…なんて人もいたり、いなかったり。
「大企業ぶってるの? 採用基準を高くするんなら待遇も良くしないと人来ねぇべ?」と思ったりするんですが、偉い人が考えてる事は分かりませんな。ウチの会社だけが大企業ぶって採用基準を高くしてるんだろうなぁ…、アホやな…なんて思ってたんですが、ついこの間、知人と話しをしたらどうやら其奴の勤め先でも似た現象が起きてるようで。
なんか旧基準と新基準で全然給与のベースが違うみたいなんですよね。旧基準の方が高いみたいです。←これはウチも同じ。採用基準を高くしておいて昔より待遇を悪くするとか言って、なんかナメてますよね。
こんなことになってしまった理由ですが、高い給料を従業員に払い続けると会社が存続できないかもしれない…という危機感にあるんだと思います。少なくともウチの会社は好業績連発中みたいな景気の良さはないし。
ただ、言っちゃ悪いんですが、旧基準で働いてる人が仕事が出来るか?と言われたら、別にそういうわけではないんですよね。悪い意味で年功序列が色濃く残ってる環境の中でやってきたのでノホホンと過ごしてただただ時間を浪費して過ごしてきた人間も沢山いるわけ。あんた、今採用試験受けたら100%落とされるからね?というレベルの人間もかなりの割合で存在するわけです。で、何故か厳しい採用試験を経て入社してきた人間よりも良い待遇で働いているという矛盾。
どう? この状況に似ている職場で働いてる人、いませんか?
年功序列を徐々に崩していこうとしているのかもしれないけど旧基準で働いてる人と新基準で働いてる人の格差、よほどバカな人間じゃないかぎり不満に思ってますからね?何故同じような仕事をしてるのに給料が違うんだよ。高い給料貰ってるならその分負荷を背負えよ。おかしーだろ。
多分この光景は日本の其処此処で見られるようになるでしょう。安定して好業績を上げ続けるという会社は限りなく少なくなるでしょうからまぁ見ててください。これから働き始めるという方は高い確率でこういう矛盾に遭遇することになりますよ。その解決策(?)として知人が面白いアイデアを出してくれました。
旧基準という恵まれた条件で働いてる人間を追いやるのではなく、上手く煽てて、相応の負荷を背負わせるように仕向けるという方法です。高い給料を貰ってるならより重い負荷を背負うのは当たり前のことなんだから、上手く煽てながら給料に見合う分の負荷は背負わせると。
う~ん、なるほどな。と思いました(苦笑)
僕なんかは使えない人間は辞めちまえよ!という切り捨て派なんですが、知人は上手く古い人間を使って働きやすい環境を作っていくという策士的考えでした(^_^;) 社歴が浅く給与ベースが低い人間が、古くからいる高級取りの人間を上手く煽てて機能させ、自分が働きやすい環境を整えていこうとするこの斬新なアプローチ。ちょっと僕も試してみようと思います(笑)
貰ってる給料分の仕事はするけどそれ以上はしない。それでいいんだと思います。クリエイティブな仕事は会社ではなくプライベートでやりましょう、そっちの方が心の充実を得ることができますよ、きっと。