昔々、賃貸仲介で働いていたときの話し。
普段やりとりするハウスメーカーで働く人たちの名刺を見るとFPって書いてあることが多くて、持っておいた方がいいのかなぁFP…と思い、シレーッと3級に申し込みをしました。今と変わらず、FPの試験は日曜日でしたが…
結局、忙し過ぎて試験には行きませんでしたね…(;^_^A 申し込んだはいいものの、日曜日に休めるわけねーじゃんw ってことで、早々に諦めた記憶があります。勉強も全然しなかったしね。
あの時は21時前に会社を出られたら、「今日は早めに帰れるな…」と思ったし、日曜日は稼ぎ時なので休むなんて雰囲気はありませんでした。社員がFPの資格を取ろう!と思ってるのに、試験に受けに行くことが許されない雰囲気…ってなんだろうね…(^_^;) でも、人手が足りない中小企業はそんなことばかりでしょう。え?試験で休みたい?無理無理!みたいな。
有給なんかない。早退は深刻な体調不良じゃないと許されない。休みは週に1回。朝8時からアベレージで夜中22時まで拘束される。
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今思うと冗談としか思えない就労環境ですが、そこで僕は6年働いて来ましたし、かつての同僚で今もそこで働いてる人間もいます。中小企業って万年人不足だから仕方ないって面もあるけど、正直ずっと働くのは全く適してないと思います。縁故とかで次期社長になることが決まってるとかであれば別ですが。
彼が辞めないのは地元で会社が近いから、という理由があるからかもしれないけど、はっきり言って社長の贅沢な暮らしを支えるための車輪のごとき存在です。
車輪やってて、いつか報われるとき来ますかね? …多分来ないよね(-_-;) 車輪であるかぎり、進みたい方向は自分では決められないし、いつまで経っても経営手腕なんて磨かれません。ずっと使われて終わり。
昨年、彼には3人目の子どもが出来たということなので、早く家に帰れよ、休みはきちんと休めよ、もっと家族サービスしてやれよ、と言いたい。なんで、あの会社、長居する人間が多いんだろ。俺も6年って、かなり長く勤めた方だけど、もう彼は10年じゃないか??
奴隷の如く働かせて、尚且つ辞めようとは思うない不思議な魔法(メダパニ?)に掛けられているかのようだ。多分、社長、魔法使いだわ。早く、彼に掛かった魔法、解けますように。